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ターポリンについての豆知識
ターポリンは、ビニール素材の一種です。屋外で使用する幕や看板に用いられています。丈夫で防水性が高く、くるくると丸めてコンパクトに収納できるのが特徴です。本記事ではターポリンの特徴や素材の種類、主な用途を紹介します。
ターポリンは、ポリエステル繊維の織物を合成樹脂フィルムで挟んだビニール素材の一種です。
ビニール素材の一種として屋外で使用する幕やロールスクリーン・テーブルクロスなどに用いられています。
昔は帆布生地にタールを塗って防水性を持たせた素材をターポリンと呼んでいました。
ビニール素材の中では耐久性に優れているのが特徴で、屋外で使用する横断幕や看板として用いる懸垂幕などに適しています。
ターポリンは防水性が高く丈夫な素材であり、かつ色鮮やかな印刷ができるため、さまざまな用途があります。
ここでは、ターポリンの用途を紹介します。
横断幕は屋外で使用することが多いため、防水性のあるターポリンが使われます。
スポーツの応援に適しており、フルカラーでの印刷が可能なので目立たせたいときにもおすすめです。
スポーツ応援以外に、店舗の看板代わりに使用することもあります。
懸垂幕は、縦長の形をしている幕で垂れ幕とも呼ばれています。
ショッピングセンターや学校の外壁などに飾られていることが多いです。
急な雨でもすぐに取り外せない大きな幕には、防水性のあるターポリンが用いられています。
横断幕と懸垂幕以外にも、以下の場合にターポリンは用いられます。
・屋外イベントのテント
・展示会の幕
・店頭幕
・テーブルクロス
・足場シート
・ロールスクリーン
・紅白幕
・車両幕
このようにさまざまなシーンで利用できます。
ターポリンの素材は2種類あります。
素材によって特徴や使用するシーンも変わってくるため、それぞれの違いを理解しておきましょう。
一般的なターポリンは、水に強く耐久性に優れているため、屋外での使用に適しています。
耐用年数は2~4年なので、布製の懸垂幕や横断幕、店頭幕よりも長持ちです。
ただし丈夫ゆえに重いのが難点です。
1㎡あたりの重さは約0.5㎏あり、布製の幕よりも重量があります。
しっかりとした生地なので、風に煽られやすい点も気を付けなくてはいけません。
メッシュのターポリンは、通常のターポリンの生地に細かな穴が開いており、メッシュ状になっている生地です。
メッシュターポリンは風を通しやすいため、風が強く吹いていても煽られにくいです。
重さは1㎡あたり約0.25㎏で通常のターポリンと比較すると半分程度の重さなので、設置も簡単にできます。
また細かな穴が開いている分、強度も高いですが、メッシュになっているので絵柄が見えづらい点はデメリットです。
ターポリンを横断幕や懸垂幕として掲示する際には、加工をして使用します。
ここでは、ターポリンに施せる3つの加工方法をみていきましょう。
幕の4つ角にハトメ加工を施して、ひも・ロープを通して結ぶのが一般的な使用方法になります。
ハトメには真鍮・アルミ・プラスチックが使われますが、真鍮のハトメが最も頑丈です。
ターポリンの4辺に補強用のロープを入れて加工します。
ハトメ加工だけでは、強い風に煽られても破れることがありますが、ロープ縫込み加工をすることで、破れにくい幕が出来上がります。
屋外や高所で設置・使用する際は、ロープ縫込み加工を検討しましょう。
周囲加工では、熱を加えて接着する、ウェルダー圧着をすると強度がアップします。
ほかにも縫製で周囲を加工し、強度を高める方法もあります。
makumakuのターポリンを使用したお客様の声を紹介します。
いつもきれいに作っていただき、ありがとうございます。遠くの通行人からでも良く見えるので、宣伝効果バッチリです。
高解像度の写真をすごくきれいに印刷いただいたので、横断幕を見て「おいしそう!」とおっしゃるお客様が多く、本当にありがたいと思いました。
おかげさまで、イベント、お店前のディスプレイなどに大活用させていただいております。
イベント用に横断幕を作りましたが、普段はお店にディスプレイしております。人目につくきれいな印刷をしていただき、大活躍しております。ありがとうございます。
ターポリンは保管のしやすさも魅力です。
使用後は、印刷面を内側にして丸めてください。
コンパクトになるため、収納に場所をとりません。
重さはあるものの、丸めてしまえば簡単に持ち運べます。
折り畳んで収納すると折目やシワがつきやすいため、丸めて収納するのがおすすめです。
収納場所は直射日光が避けられて風通しがいいところであれば問題ありません。
汚れが付着しているときは水拭きをして、できるだけ汚れを落としてから収納しましょう。