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横断幕に付けるハトメとは? ハトメの役割や主な種類、選び方のこつを解説

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横断幕に付けるハトメとは? ハトメの役割や主な種類、選び方のこつを解説

オリジナルの横断幕を作成する際、デザインや幕の素材などに注目しがちですが、実はハトメ加工の良し悪しによっても横断幕の仕上がりに大きな差が出ます。ハトメ加工が甘いと、横断幕の耐久性が低下したり、表現の仕方に制限が出たりとさまざまなリスクが生じるため、制作時は注意が必要です。

本記事では、オリジナルの横断幕におけるハトメの役割と必要性、ハトメの主な種類や選び方のポイントを解説します。ハトメ加工と横断幕にについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください



横断幕におけるハトメの役割と必要性


まずは、横断幕のハトメの基礎知識について解説します。

ハトメとは?


ハトメとは、布や革などに開けた穴に取り付けるパーツのことです。名前の由来には諸説あり、一般的なハトメがリング状で、見た目が鳩の目のように見えることから「鳩目(ハトメ)」と呼ぶ説や、幕が壊れるのを食い止めることから「歯止め(ハドメ)」と呼ぶ説もあります。

ハトメにはさまざまな種類がありますが、基本的にはハトメ本体とリングの2つのパーツで構成されており、横断幕を2つのパーツで挟み込んだ後、片面から打ち込んで装着します。

ハトメの役割


ハトメの役割は、横断幕に開けた穴を補強することです。布や革に穴を開け、そこにひもなどを通すと横断幕とひもの間で摩擦が発生し、繊維がほつれたり破れたりする恐れがありますが、ハトメを取り付ければ穴の縁がしっかりカバーされるため、摩擦が起こっても生地が傷まず長持ちします。

なお、ハトメは横断幕の他、靴や衣類、バッグなどにも用いられ、その用途は補強だけでなく、ファッションのアクセントとして用いられることもあります。

ハトメの主な種類と選び方のポイント


ハトメは、形状と素材によって複数の種類に分類されます。

形状の種類


ハトメの形状には、「片面ハトメ」と「両面ハトメ」の2つがあります。

片面ハトメとは、ハトメ本体の足先に複数のスリットが入っているタイプです。生地に打ち付けると、花が開いたように割れ目が広がることから、別名「菊割ハトメ」とも呼ばれています。表面のみ丸みを帯びているため、後述する両面ハトメよりもやや薄く仕上がるのが特徴です。

一方の両面ハトメは、ふっくらと丸みのあるリングを表裏の両方に取り付けるタイプです。どちらから見ても丸みのある仕上がりになるため、見た目が良く、かつ耐久性も片面ハトメより高いとされています。

素材の種類


ハトメの素材は大きく分けて4つあります。

素材特徴
真ちゅう一般的なハトメの素材。強度が高く、耐久性に優れている。色は金色。
アルミ軽量かつ柔軟性が高く、弱い力でも取り付けが可能。耐久性はやや弱い。色は銀色。
ステンレス/td>強度と耐久性を併せ持っているが、取り付けには強い力が必要。色は銀色。
プラスチック軽量かつ安価で取り付け可能。強度は低く、割れやヒビが入りやすい。色は透明、黒、白などさまざま。


ハトメの選び方のポイント


ハトメの種類を選べる場合は、用途やニーズに合わせて選択するのがポイントです。例えば横断幕なら、大勢の人の目に触れるものであることと、サイズが大判である点から、見栄えと耐久性に優れた両面ハトメを採用するのがおすすめです。

一方、素材については耐久性を重視するなら、真ちゅうかステンレスのいずれかが適しています。真ちゅうは金色、ステンレスは銀色であるため、横断幕のデザインやカラーに合わせて選ぶとよいでしょう。ハトメの取り付けを業者に依頼せず、DIYで行いたい場合は、弱い力でも取り付け可能なアルミを選ぶ方法もあります。また、横断幕のデザインにこだわりたい場合は、無色透明のプラスチック製ハトメを使えば、旗の色を邪魔せずに済むでしょう。

ただし、アルミやプラスチックは他の素材に比べると耐久性が劣るため、短期間でも破損する可能性があります。破損したハトメのみを交換することは可能ですが、その都度手間と費用がかかるため、長持ちさせたいのなら真ちゅうやステンレスのハトメが望ましいです。

横断幕の耐久性を左右するハトメ加工のポイント


横断幕を長持ちさせたい場合は、形状や素材だけでなく、加工の方法にも着目しましょう。

ハトメは専用の工具さえあれば比較的簡単に取り付けられるパーツですが、生地にしっかり固定するには多少のこつがいります。適当に取り付けると、せっかくハトメを装着してもすぐに外れてしまう可能性があるため、注意が必要です。

ここでは、横断幕の耐久性を左右するハトメ加工のポイントを2つご紹介します。

適切なサイズか


ハトメは生地に開ける穴に応じて豊富なサイズがラインナップされています。ハトメは小さいものほど目立ちにくくなりますが、その分ひもが接する表面積が小さくなり、ハトメにかかる負荷が大きくなる傾向にあります。

そのため、横断幕など大判サイズの生地には、やや大きめのハトメを取り付けなければなりません。DIYでハトメを取り付ける場合はハトメのサイズ選びから自分で行うため、横断幕の大きさに適したサイズであるかどうかをしっかり確認しましょう。

正しい方法で取り付けられているか


ハトメの正しい取り付け方は以下の通りです。

1.ゴム板の上に横断幕を裏向きにして設置し、ハトメを装着したい部分に専用の穴開け具(ポンチ)を当てる
2.ポンチの上部を釘を打つときの要領で上から叩き、生地に穴を開ける
3.開けた穴に、生地の表側からハトメ本体を押し込んで固定する
4.裏面から飛び出たハトメ本体の先端にリングをかぶせる
5.ハトメ本体を下にした状態でゴム板に生地を設置し、専用の打ち具をリングに当てて上から叩いて固定する

ポイントは、2の段階で開ける穴を正円にすることです。穴がいびつだったり、縁の部分がぎざぎざしたりしていると、ハトメをしっかり固定できず、軽い衝撃で外れる原因となります。

また、ハトメを打ち込むときは硬くて平らなゴム板を敷くのがこつです。表面が凸凹していたり、柔らかかったりする板の上で作業するとハトメに対して均等に力がかからず、しっかり固定できなくなる可能性があるため、安定した台の上で作業しましょう。

ハトメ加工は業者とDIYどちらがよい?


ハトメ加工は業者に依頼する方法と、DIYで行う方法の2パターンがあります。

DIYの場合、業者に施工を依頼するよりもコストを安く抑えられるところが利点ですが、一方で専用の道具(ポンチや打ち具、ゴム板など)をそろえなければなりません。元々道具を持っていれば問題ありませんが、そうでない場合は道具代がかさむため、場合によっては業者に依頼するよりも加工代が高くなる恐れがあります。

また、ハトメ加工にはこつがいるため、初めての方はうまく取り付けられず、すぐ外れるなどのリスクもあります。

以上の点から、ハトメ加工はなるべく専門の業者に依頼するのがおすすめです。

ハトメは横断幕を長持ちさせるために必須のパーツ


ハトメは、横断幕をひもなどで固定するために必要な穴を補強するパーツです。ハトメがないとひもを通した際、摩擦で穴の縁が傷んだり、生地が裂けたりする原因になります。横断幕を長く使用したい場合は、用途やニーズ、横断幕のサイズに合ったハトメを取り付けるのがポイントです。

横断幕やのぼり旗の専門店「makumaku(マクマク)」では、オリジナル横断幕の制作を依頼された方を対象に、無料でハトメ加工を提供しています。ハトメ穴の数は生地の素材に応じて適切な間隔で開けており、必要に応じてピッチ間隔を狭くすることも可能です(別料金)。また穴の数を指定することもできます。

専門店ならではの加工技術でしっかりハトメを取り付けたい方は、ぜひ横断幕やのぼり旗の専門店「makumaku」の横断幕制作サービスをご利用ください。


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