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横断幕を制作する際の生地とデザイン
情報というものを認識してもらうということは、簡単なことではありません。だからこそ、どう宣伝するのか、情報を伝えていく方法を考えていくことになります。その方法の一つとして、横断幕があるのです。情報を認知してもらうための方法として使われますが、ポイントを押さえなければ、制作したとしても効果を上げることができません。
横断幕を作るに当たって、どのようなデザインにするかを決める必要があるでしょう。好きなものをデザインすれば、認知されるとは限らないからです。ポイントを押さえていかなければ、効率化ができなくなりますし、逆に効果も落とすことになります。
デザインを考えるうえでは、どこまで視認性を上げるのかということが重要です。見た人が、一瞬で情報をとらえることができるようにしなければ、横断幕としては効果が上がりません。いちいちこれはいったなんだといった感覚で見るのは、看板などの広告がもつ役割です。興味を引き、関心を持ってもらえるようにするためには、キャッチーでわかりやすいシンプルなデザインであることが重要となります。なぜならば、情報を伝えることが重要だからです。
紙媒体の広告は、文章で伝えてもいいでしょう。手に取ってもらえれば、読むことも出てくるからです。ですが、瞬時にイメージや情報を伝えられなければ、横断幕は役に立たないのです。
そのために、イラストを入れたりすることも出てきますが、情報が混乱したりしないようにする必要がありますし、遠くから見ても認識できる単純なものである必要もあります。イメージとして認識できるように工夫することが重要で、イラストを描くことが重要なわけではないことも考えなければいけないのです。…横断幕の詳細はこちら
横断幕のデザインを考える場合、何から決めたら良いかが問題となるでしょう。とっつきやすいポイントがどこかということを考えるよりも、効率的に進められるように整理して行かなければいけません。順番としては、前に戻ったりしないように煮詰めて考えていくことも重要です。
まずは、使用目的を決めなければいけません。どんな目的で使うのか、要点をわかりやすく出していきましょう。その中から1点か2点程度までに絞り込みます。要点が多くなり複雑になると、伝わりにくくなりますので、絞り込むことが重要です。そのうえで、屋内・屋外なのかを考えましょう。
次にタイトルを考えます。サイズにもよりますが、文字数は7~15程度が限界です。あまりに多くの文字を入れれば、文字を小さくすることになり、認識性が下がります。いかにシンプルにコンパクトにするのかが重要です。
そのうえで、サブタイトルを作りましょう。4文字から24文字程度で一言のコメントにするとわかりやすくなります。タイトルがしっかりしているのであれば、サブタイトルはいりません。
もしも、見せる距離が近いのであれば、商品や店内の写真を使う方法もあります。しかし、距離が離れるのであれば、逆効果になりかねないことも考慮し、写真やイラストを考える必要があるでしょう。
お店や団体の名前も重要な部分で、できる限りデザインに入れ込みます。価格もあるなら入れる必要がありますが、ここで訴求すると問題も出てきますので、入れないれないという選択も重要です。
これらをバランス良く配置して行きますが、文字のサイズもこの順番で考えましょう。メインのタイトルをまずは中央に配置し、バランスを考え配置してみます。そのうえで、インパクトを考え、色も付けていくと効果的なデザインができ上がるのです。…横断幕のデザインについてはこちら
横断幕を制作する場合には、素材も重要なポイントになります。目的を考え選んでいかなければいけない部分です。
野球やサッカーの応援に使うのであれば、トロマットがあります。ポリエステルクロスのことで昇華転写プリントができる素材です。この素材を選ぶポイントは、屋外で取り外しを頻繁に行うことも考慮しなければいけません。持ち運ぶ機会も増えることから、強度も必要になるため、トロマットで制作するといいでしょう。
屋外で常設するのであれば、ターポリンが最適です。溶剤プリントをすることになりますが、耐久性、耐候性を考えなければいけないため、ターポリンが向いています。工事現場の横断幕などは、このターポリンが最適です。
屋内に設置するような社旗などでは、上質で気品ある素材がいいでしょう。そこで、職人手作業で制作する本染めがぴったりです。
とにかく大きな横断幕にするのであれば、階層度の良い出力の厚手トロマットがおすすめです。昇華転写プリントをすることで、生地の重さを押さえ耐久性の高いものをつくることができます。
小さなものの場合、厚みがそこまでいらないため、ポリエステルクロスの中でもポンジが適切です。厚手トロマットでもいいのですが、厚みが必要以上にあるため、薄手のポンジにしたほうが軽くなります。