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横断幕の吊り下げ方法とは?お手入れ・保管についても解説

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横断幕の吊り下げ方法とは?お手入れ・保管についても解説

横断幕にはハトメ加工と棒袋縫い加工があり、それぞれ吊り下げ方法が異なります。しかし、横断幕を初めて作る方は、加工の違いが分からず、どちらを選べば良いか迷うかもしれません。

本記事では横断幕の加工の違いや吊り下げ方法、設置時の注意点などを解説します。横断幕の製作を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。



横断幕の吊り下げ方法


横断幕はスポーツの応援やイベント、建設現場、入社式など、さまざまな場面で利用されています。また横断幕の吊り下げ方法は加工や設置場所によって異なります。横断幕の吊り下げ方法を誤ると落下して事故につながる恐れがあるため、設置する環境に適した方法でしっかりと固定することが大切です。

横断幕の代表的な加工方法として挙げられるのは、ハトメ加工と棒袋縫い加工です。横断幕を作製する際は、設置する環境を考慮して適切な加工方法を選択しましょう。

横断幕を設置するときの注意点


横断幕を吊り下げるときは、設置の条件を押さえておかなければなりません。

横断幕を屋外に吊り下げるときは、屋外広告物の看板と同様のルールで設置する必要があります。具体的には、道路交通法や道路法、屋外広告物法、建築基準法、各自治体の条例などに従うことが大切です。

加えて、横断幕の設置に当たって、自治体や警察署への申請と許可が必要なケースもあるでしょう。また地域によっては周囲の景観を守るため、色や形状、デザインなどに制限を設けているケースもあります。

さらに、スポーツの応援やイベントなどで横断幕を設置する場合、サイズに規定が設けられていたり、主催者の許可が必要だったりする可能性があります。

横断幕を製作するときにも、これらの条件を事前に確認しておきましょう。

【ハトメ加工の横断幕】吊り下げ方法


ハトメ加工は、横断幕に通すロープの穴にリング状の金具を取り付ける加工です。ハトメ加工を施すことによって、穴の強度を高め、生地の劣化や破れを防ぎ、横断幕を長持ちさせる効果が期待できます。

横断幕に使用される一般的なハトメは、真ちゅう製で外形18mm、内径10mmです。なお、ハトメの材質は、真ちゅうの他、アルミニウムやプラスチック、ステンレス、鉄などがあります。横断幕のハトメは強度が必要なため、耐食性が高くてさびにくい真ちゅうがおすすめです。

ハトメ加工の横断幕の吊り下げ方法は、以下の4つです。

1. ハトメにロープを通して吊り下げる


ハトメにロープを通して吊り下げる方法は、横断幕の設置でよく利用される方法です。ハトメにロープを通す手順は次の通りです。

1.ハトメにロープを取り付ける
2.ロープを設置場所につなぐ

まずは、ロープを2つに折り、折った部分をハトメに通し、輪を作ります。ロープの反対側を輪に通して引っ張り、横断幕とロープがつなぎましょう。なお、設置場所に破損があったり、結びが弱くほどけやすくなっていたりすると、横断幕が落下する恐れがあります。金網や柱など、丈夫な場所に吊り下げましょう。

横断幕はロープを張り過ぎたり、たるませ過ぎたりせず、横断幕と壁の間に10cm程度の隙間ができるように設置することも大切です。ロープを張り過ぎると風でなびいたときに横断幕と壁がこすれて生地が傷みかねません。反対に、ロープをたるませ過ぎると、横断幕が風を受けたときに、生地が破れる恐れがあります。

2. アイプレートを設置して吊り下げる


アイプレートは物を固定したり、吊り下げたりするときに使用する固定器具です。横断幕を吊り下げたい場所にひもが掛けられない場合や、外壁に直接横断幕を設置したい場合に利用します。

アイプレートは壁に打ち付けるため、外壁の種類によっては専用の打ち付けビスが必要です。

3. ハトメに吸盤を通して吊り下げる


ハトメに吸盤を通すとガラスやプラスチック、金属などに吊り下げることができます。

なお、吸盤は木壁やしっくい、モルタルなどの、凹凸やざらつき、傷がある場所には張り付きません。そのため、横断幕を設置したい場所に吸盤が使用できるのかを事前に確認しておきましょう。

また吸盤には耐荷重量があります。耐荷重量以上の横断幕を吊り下げると落下する恐れがあります。吸盤の耐荷重量を確認して使用しましょう。

4. テンションコードで吊り下げる


テンションコードは、横断幕や懸垂幕の取り付け専用のコードです。コードに伸縮性があるため、風の衝撃を吸収し横断幕の破損を防げます。コードの端に付いたフックを引っ掛けて、横断幕を吊り下げましょう。

【ハトメ加工の横断幕】設置するときのポイント


横断幕を設置するときは、ハトメの個数と劣化に注意が必要です。

ハトメの個数


横断幕を吊り下げるために必要なハトメの個数は、横断幕のサイズにより異なります。なお、ハトメの個数が少なければ少ないほど、ハトメ1個当たりにかかる負担が大きく、生地の劣化にもつながります。

ハトメは約100cmごとに等間隔で付けるのが目安です。例えば、短い辺が150cmで長い辺が300cmの場合、短い辺には3個、長い辺には4個のハトメが必要です。

ハトメや生地の劣化


ハトメやハトメ周辺の生地に劣化が見られるときは、交換や補修が必要です。

ハトメは穴の強度を高め横断幕の破れを防ぐために施されています。しかし、ハトメ自体が劣化・破損していると、強度が保てず横断幕が破れる恐れがあります。

また横断幕の生地の劣化によって、ハトメの周りの生地が破れることもあるでしょう。このような場合、ハトメが緩んで抜ける可能性があるため、生地の補修が必要です。

【棒袋縫い加工の横断幕】吊り下げ方法


棒袋縫い加工は、横断幕の上部または、上部と下部の両方を袋状に縫い合わせた加工です。棒袋縫い加工の横断幕は、袋状の部分にポールやパイプを通して吊り下げます。

袋縫い加工の横断幕の吊り下げ方法は、以下の通りです。

1.上部と下部の袋縫い部分にそれぞれポールを通す
2.ポールの両端をそれぞれロープでつなぐ
3.上部のロープを、壁や柱に取り付けて固定する
4.下部のロープを、コンクリートブロックやレンガなどの重りとつなぐ

上記のように、上下両方に袋縫い加工があるタイプは、生地をピンと張った状態で設置できます。なお、上部のみに袋縫い加工があるタイプは、吊り下げた後はのれんのようにぶら下がった状態になります。

【棒袋縫い加工の横断幕】設置するときのポイント


棒袋縫い加工の横断幕を屋外で使用する場合、風の影響を考慮しましょう。横断幕が風にあおられると、壁や窓ガラスを傷つけたり、通行人に当たったりする恐れがあります。そのため、横断幕の下部に重りをつなぎ、しっかりと固定することが大切です。

横断幕のお手入れと保管方法


横断幕のお手入れと保管方法は、横断幕の素材によって異なります。横断幕に使用される一般的な素材はトロマットとターポリンです。

トロマットはポリエステル製で軽くて扱いやすいところが特徴です。柔らかいため、トロマットの横断幕なら折り畳んで持ち運べます。イベントやスポーツの応援など、移動して利用したい場合に便利です。

ターポリンは、ポリエステル製繊維を合成樹脂フィルムで包んだビニール素材です。ターポリンの横断幕は防水性や耐久性に優れています。そのため、屋外で長時間使用しても長持ちしやすいところが特徴です。ただし、厚さと重みがあるため、持ち運びには不向きです。

【トロマットの横断幕】お手入れと保管方法


トロマットの横断幕が汚れた場合は、中性洗剤で押し洗いか手もみ洗いをします。蛍光剤や漂白剤は色落ちや変色の原因となるため、使用しないようにしましょう。洗った後は形を整え、裏返して陰干しします。

乾いたら印刷面を内側にして折り畳み、直射日光が当たらず風通しが良い場所に保管します。なお、雨に濡れた場合は、一度洗ってからよく乾かした後で保管しましょう。

【ターポリンの横断幕】お手入れと保管方法


ターポリンの横断幕が汚れた場合は、柔らかい布を濡らし、よく絞ってから拭き取ります。強くこするとインクが剥がれる恐れがあるため優しく拭き取りましょう。汚れを拭き取った後は、乾いた布で水気を拭き取り乾かします。

ターポリンは水を弾くため、雨の日でも使用できますが、保管する前には柔らかい布で水気を拭き取りよく乾かしてください。乾いたら印刷面を内側にして丸め、直射日光の当たらない風通しが良い場所に保管しましょう。

横断幕の吊り下げ方法は加工によって異なる


横断幕の加工方法には、ハトメ加工と棒袋縫い加工とがあります。また加工の違いによって、横断幕の吊り下げ方法や設置した際の雰囲気が変わります。そのため、横断幕を製作するときは、用途や設置場所に合わせて、加工方法を選ぶことが大切です。

Makumakuは、各種大型出力・横断幕・のぼり旗・バナースタンドの専門店です。横断幕は、使用用途や予算に応じたサイズ・生地で作製。デザインはお客さまが用意した完全データを入稿するプランと、Makumakuにオーダーするプランがあります。

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