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懸垂幕のデザインのコツとは?さまざまな利用用途で異なる?

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懸垂幕のデザインのコツとは?さまざまな利用用途で異なる?

 懸垂幕を初めて作るときや、過去に失敗してしまい次こそ上手く作りたい場合には、どのような点に注意したらよいのでしょうか。1から検討する際は文字サイズや配色、生地など、決めることはたくさんあります。せっかく懸垂幕を作るなら、イメージどおりのものを作りたいものです。

 この記事はデザイン作成のコツや生地選び、注文の流れなどを紹介します。満足できる懸垂幕を作るための参考にしてください。







懸垂幕とは?


懸垂幕とは?

 そもそも懸垂幕(けんすいまく)とは何か、垂れ幕とどこが違うのか、わからない方もいるのではないでしょうか。結論から言えば、懸垂幕は垂れ幕と同じです。サイズが大きい縦長の幕のなかに、大きな文字やイラストがデザインされていて、見る人に内容を知らせる目的があります。たとえば学校に「全国大会出場!」、店舗のビルに「○○展開催中」、市役所に「○○選手おめでとう」などのような懸垂幕がかかっています。



横断幕との違い


 横断幕と懸垂幕との違いは縦横の比率です。横断幕といえば、スポーツの試合でスタンドの手すりに取り付けられているのをイメージする方も多いのではないでしょうか。試合後に選手みんなで手に持って記念撮影するのはおなじみの光景です。

 このように懸垂幕、垂れ幕とは対照的に、横幅が長いのが横断幕の特徴です。縦のサイズが短いので、固定しなくても複数人で広げて掲げられます。

 また会議や式典、イベントブースなどのバナーとして、天井近くから横断幕を吊り下げるのもよく見る光景です。たとえば「○○支部総会」「創業○周年レセプション」などです。内容の告知、宣伝などの使用目的は変わりません。ただし懸垂幕と違って縦幅が短いため、室内にかけやすい特徴があります。



のぼりとの違い


 のぼりとの違いは、設置の仕方とサイズにあります。のぼりは道沿いのお店やデパートの複数の入り口付近などで、ポールに付けられて設置されています。いずれも場合も、懸垂幕や垂れ幕よりサイズが小さいものがほとんどです。

 のぼり旗の標準サイズは慣例的に横600mm×縦1800mmと決まっており、横450mm程度×縦1500~1800mmのひとまわり小さいサイズもあります。

 お寺や神社の階段やイベント会場などでは、複数ののぼりがズラリと並んでいる光景もめずらしくありません。のぼりは懸垂幕や横断幕よりも価格が安いため、複数設置する活用方法がよく用いられます。



懸垂幕のデザインで気を付けたほうが良い点


懸垂幕のデザインで気を付けたほうが良い点

 懸垂幕を作るなら、視認性が高く好印象を与えるデザインにしたいものです。ここでは文字数・文字サイズとカラーについて気を付けたほうが良い点を解説します。



文字数・文字サイズ


 文字数・文字サイズは懸垂幕のサイズに合わせて視認性を最優先して決めることが大切です。懸垂幕は見た人に内容を知ってもらうのが目的なので、情報を詰め込みすぎると読みにくくなってしまうからです。またデザイン重視で文字サイズを小さくすると、視認できる範囲が狭くなります。

 具体的には、メインのキャッチコピー(10文字)+補足・サブのキャッチコピー(15文字)がバランスよく収まるようにします。懸垂幕のサイズやデザインによって異なりますが、この程度にすると一般的に視認性が高いとされています。



カラー


 文字や背景色も「読みやすいさ」を重視して決めます。具体的には「白地に黒」「青地にオレンジ」など、反対色を組み合わせるとメリハリがついて読みやすくなります。

 店舗や施設、チームや団体のイメージカラーが決まっていることもよくあることです。このようなときはイメージカラーを軸にして、地の色やその他のデザインのカラーを決めていきましょう。

 注意しておきたいのは、パソコン上の色合いと実際に懸垂幕に印刷した色合いにギャップが生じる場合があることです。経験豊富なデザイナーが在籍する業者を選んでおくと安心です。



生地


 生地の種類によって仕上がりの質感が変わります。店舗や施設のイメージ、周辺の環境になじむかなどを検討して選びましょう。

 生地によって発色性の良さは変わります。マットな仕上がりになる生地もあれば、特殊処理によって光沢を出せるものもあります。生地の厚さや質感によっても印象は変わるでしょう。使用環境や使用頻度、予算とのバランスを考えながら、見た目にもこだわって生地を選ぶことが大切です。



懸垂幕に使われる生地


懸垂幕に使われる生地

 懸垂幕に使われる主な生地は、ポンジ、トロマット、ターポリン、メッシュターポリンの5つです。それぞれ特徴が違うため、利用する場所や予算などによって選びましょう。



ポンジ


 ポンジの素材は布系素材のテトロンポンジと呼ばれるポリエステルでできています。

 メリットはテトロンポンジに直接インクを染めることで、文字やイラストを濃く出力できることです。特に「ダイレクト昇華プリント」という熱処理を加えて染めたポンジは、従来のプリントよりも原色を際立たせられます。裏地にも50%ほど透過するため、高い広告効果が期待できるでしょう。薄くて軽量で持ち運びができ、水洗いも可能です。

 一方、デメリットは耐久性が低いことです。価格は安いため、買い替え期間を想定して費用対効果を検討することが重要です。屋外で目立つ広告・告知を行いたい店舗経営者は多いでしょう。リーズナブルな価格ながら発色のよい生地がポンジです。



トロマット


 トロマットは布系素材のポリエステルで、ポンジよりも厚手です。

 メリットは軽くて扱いやすいポリエステル素材でありながら、ポンジよりも厚手のために、耐久性があることです。公共施設内では消防法で義務となる防炎加工も追加できます。また写真や緻密なイラストなど、複雑なデザインを鮮明に染められることもメリットです。

 一方、水性顔料が用いられるため水に弱いうえ、日光で色あせしやすいことから屋外での使用に向きません。また折りたたむとシワが付きやすく、インクがはがれる場合もあります。トロマットは屋内において、見た目の質が要求される大きなサイズの懸垂幕を活用したい際に適しています。



ターポリン


 ターポリンはポリエステル系の繊維を合成樹脂フィルムで包んだビニール系の生地です。

 ターポリンのメリットは、ビニール素材によるコーティング効果によって雨や汚れに強く、耐久性が高いことです。このことから工事現場や店舗の長期の屋外掲示などによく利用されています。またウェルダー溶着という方法で生地をつなげられるため、特注サイズの懸垂幕の製作も可能です。

 デメリットは厚手である分、重量があることです。丸めて持ち運ぶことはできますが、移動や設置に人手が必要になる場合があります。ターポリンは屋外で風雨にさらされる環境のなかで、長期間使いたい場合に向いています。



メッシュターポリン


 メッシュターポリンもポリエステル系の繊維を合成樹脂フィルムで包んだビニール系の生地です。

 メッシュターポリンのメリットは、小さな穴によって風の影響を受けにくいことです。結果として、懸垂幕が割けたり飛ばされたりするのを防ぎ、幕がはためく音も小さくできます。また重量もターポリンの約半分と軽く、持ち運びや取り付けがしやすいこともメリットです。

 デメリットはターポリンに比べると耐久性が劣ることです。屋外で長期間使用する際は補強加工が必要になります。メッシュターポリンはビルの谷間風や海辺の強風などが想定される環境で使う場合に適しています。



懸垂幕の固定方法別の加工


 懸垂幕を固定するために必要な加工が、ハトメ加工と袋縫い加工です。



ハトメ加工


 ハトメとはロープやワイヤーを通すための穴のことです。懸垂幕の場合は四隅、または四隅と左右の中心にハトメが必要になります。

 ハトメの素材はアルミ製が一般的ですが、懸垂幕の重量が重い場合は、アルミよりも強度の高い真鍮製を選ぶとよいでしょう。軽量で屋内用ならプラスチック製も検討候補です。デザインを検討する際には、ハトメで隠れる範囲を考えてデザインを決めなければなりません。



袋縫い加工


 袋縫い加工とはパイプや棒を通すために、幕の端を袋状に縫い付ける加工です。懸垂幕の場合は、通常、上下を袋縫い加工にして固定用の棒・パイプを通します。

 ミシンで縫って、自前で袋縫い加工を行うこともできます。しかし重量があり安全性も考慮しなければならない懸垂幕の場合は、業者に任せたほうが安全です。固定用の棒やパイプもセットで購入できます。

 袋縫い加工にする場合は上下部分に余白が必要です。何cm程度必要になるか、あらかじめ問い合わせておきましょう。



懸垂幕を依頼するときの手順


 ここでは懸垂幕を依頼するときの手順を、「データ入稿・デザイン注文」「決済」「製作・発送」の3つのプロセスに分けて解説します。



データ入稿・デザイン注文


 懸垂幕の製作を依頼するには、まず印刷する図案が必要です。自分でデザインする場合は、製作前にデータ形式、カラーモード、フォント指定などの条件を確認しておきましょう。デザインが完成したら、電子メールやWebサイトからデータを入稿します。何か問題があった場合には再入稿になります

 おおまかな仕上がりイメージを業者に伝えて、デザインを依頼することもできます。この場合は製作したデザインをチェックして、修正してほしいところがあれば直してもらえます。ただし修正回数に制限を設けている業者が多いため、要望はできるだけ細かく的確に伝えましょう。



決済


 ほとんどの業者はクレジットカードや銀行振り込み、コンビニ決済に対応しています。またATM決済(ペイジー決済)や、法人・個人事業者向けの請求書掛け払いに対応している業者もあります。基本的に先払いで、決済にかかる手数料は利用者側の負担です。

 代金引換に対応している場合は、商品到着後に支払いとなります。代金引換を選ぶとデザイン確定後、即製作スタートとなるため、急いでいる場合に向いている方法です。



製作・発送


 製作日数は注文した懸垂幕の枚数やサイズによるので一概には言えません。光沢加工や防炎加工、ハトメ加工・袋縫い加工などのオプションによっても変わります。使用したい期日が決まっている場合は、注文前に間に合うか確認しておきましょう。

 もちろん配送にかかる時間も含めて余裕を持っておきます。発送後は運送業者のサイトで追跡可能です。



まとめ


 懸垂幕とは垂れ幕と同じと考えてよく、縦長で大型のものが多いことが特徴です。懸垂幕はさまざまな場面で活用されますが、共通している目的は広範囲にわかりやすく内容を伝えることです。視認性が高い文字数・文字サイズ、カラーを選びましょう。またお店や施設のイメージ、使用環境に合った生地を選ぶことも大切です。

 従来は手間がかかった懸垂幕の製作も、現在はオンライン経由で簡単に発注できるようになりました。Makumakuでは懸垂幕や横断幕、のぼり旗などを幅広く格安価格で提供しています。生地やサイズの種類も豊富で、デザイナーによるデザインプランも利用できます。



制作事例


屋外-光沢ターポリン
生地(素材)名:屋外-光沢ターポリン | サイズ:630x60cm お客様の声はこちら


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