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【図解あり】テニス選手が喜ぶ応援幕とは?知っておきたい制作テク
テニス選手の応援に使う横断幕は、遠くからでもメッセージが伝わるよう、デザインやレイアウトに気を配る必要があります。また、テニスは屋外スポーツなので、雨対策も必須です。ここではテニス選手に喜んでもらえる横断幕づくりのポイントやテクニックをご説明します。
広々としたテニスコートにおいて、観客席に掲げられた横断幕は一際目立ち、テニス選手に元気や勇気を与えてくれます。横断幕は専門業者に依頼すれば簡単に制作できますが、ただ目立つというだけでなく、応援するテニス選手に喜んでもらえるようなデザインに仕上げることが大切です。ここでは、テニス選手が喜ぶ横断幕を制作する際のコツやテクニックをご紹介します。
専門業者に横断幕の制作を依頼する場合、サイズやカラー、横断幕に入れるメッセージ、デザイン、レイアウトは自由に選択できます。
ただ、選択肢が多いため、サイズやデザインに悩んでしまいがちなので、あらかじめ横断幕を制作するときのコツやポイントを押さえておくとスムーズに制作できます。
ここではテニス選手が喜ぶ横断幕づくりのポイントを7つご紹介します。
横断幕は20cm×20cm程度の小さなものから、210cm×2,500cm程度の大きなものまで、さまざまなサイズのものを制作できます。小型の横断幕は持ち運びに便利ですが、テニスコートでの試合の場合、選手と観客席の間に距離があるうえ、屋外でプレーしますので、あまりサイズが小さいと選手から横断幕が見えない可能性があります。
そのため、テニス選手を応援するときはなるべく大型の横断幕を制作するのがおすすめです。
ただ、会場によっては横断幕のサイズに制限がありますので、事前に主催者や会場に問い合わせ、横断幕のサイズの上限を確かめておきましょう。
横断幕をほかの会場でも使用する場合は、複数の会場の上限サイズを下調べし、平均値からベストなサイズを割り出し制作すると安心です。
テニス選手の横断幕に使われる素材は、大きく分けてトロマット素材とターポリン素材の2つがあります。トロマット素材とは、ポリエステル製の布地のことで、厚みが0.22mm~0.3mmもあることから、高級感のある仕上がりになります。それでいて重さは1㎡あたり110~115g程度と軽く、大型の横断幕を作っても持ち運び・セッティングともに楽にこなせるところが特徴です。
一方のターポリン素材は、ポリエステル系繊維を合成樹脂フィルムで包んだビニール系生地のことです。
布地に比べて耐久性が高く、紫外線を長時間浴びても色あせしにくい性質を持っています。また、ターポリン素材は水にも強く、テニスの試合中に雨に降られても、プリントがにじんだり、横断幕にシミができたりする心配がないところも利点です。ただ、布地のトロマットに比べると1㎡あたりの重量が510gと重く、大型になるほど持ち運びやセッティングが難しくなります。取り扱いのしやすさや高級感を重視するならトロマット素材を、長期間にわたって使い続けるのならターポリン素材を選ぶなど、ニーズに合わせて最適な素材を使用するとよいでしょう。
もともと耐候性に優れているターポリン素材とは異なり、トロマット素材は印刷の仕方によって屋内用と屋外用に分かれています。
屋内用は、顔料インクを使用してプリントするため、写真のような美しい発色に仕上がります。ただ、顔料インクは水性なので、雨に降られると文字がにじんだり、横断幕にシミができたりするおそれがあります。
テニスは屋外で行うスポーツですので、トロマット素材の横断幕を製作する場合は、急な雨に降られた場合に備え、屋外用の横断幕を注文するようにしましょう。
横断幕に掲載するメッセージはひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットなど、専門業者はさまざまな文字に対応しています。
横断幕のサイズに収まる範囲内であれば好きな文字を印字できますが、肝心のテニス選手にメッセージが伝わらなければ意味がありませんので、小さな文字で長々としたメッセージを入れるのは避けた方がよいでしょう。
客席から遠いテニスコートからでもぱっと文字が目に入り、理解できるよう、シンプルかつ大文字のメッセージを入れるのがおすすめです。
最もポピュラーなのは、二字熟語や四字熟語を入れること。
テニス選手への応援なら、「必勝」「闘魂」「挑戦」といった二字熟語や、「一戦集中」「冷静沈着」「真剣勝負」など、選手への思いがダイレクトに伝わるメッセージを印字すると、選手も横断幕を見るたびに勇気や活力をもらえます。
また、応援するテニス選手の座右の銘を印字するというのもよい方法です。
定番のメッセージよりも一際目立ちますし、選手も自分の横断幕だとすぐにわかるので、目に留めてもらいやすくなります。
横断幕の背景や文字のカラーはお好みの色から選択できますが、テニス選手の応援に使うときは遠目からでも目立つよう、なるべくはっきりした配色にするとよいでしょう。
背景色と文字色を同じ系統のカラーでまとめてしまうと、全体がぼやけてしまい文字 の視認性・可読性が低下してしまいます。
色の相性だけでなく、背景と文字の輝度も重要なポイントで、ある研究では、明度差が大きい=コントラストが大きいものほど視認性が高くなることが確認されています。[注1]
たとえば背景色を濃い色にするなら、文字は白色または淡色を選ぶと、背景と文字の区別が容易になり、ぱっと見ただけで横断幕に記されたメッセージを読み取れるようになります。
色にはそれぞれ固有のイメージがあり、無意識のうちに人の心身にさまざまな影響を及ぼすとされています。
たとえば赤ならエネルギーや活力を、青なら落ち着きや鎮静の効果をもたらすといわれています。
これを色彩心理学といい、誰かに特定のイメージを与えたい場合、そのイメージに合った色を取り入れるのが有効な方法とされています。
逆に、言葉やモノと色のイメージが一致しないと、不快感や違和感を覚えやすくなるので、横断幕の色を選ぶときはメッセージのイメージに合ったカラーをチョイスすることが大切です。
たとえば「冷静沈着」なら青や濃紺、「闘魂」なら赤や濃い橙色を採用すると、応援するテニス選手により正確なメッセージが伝わりやすくなります。
オリジナルの横断幕は、自由にデザインやレイアウトを決められるところが利点ですが、頭に思い描いたイメージを実物に反映させるのは簡単なことではありません。
とくに初めて横断幕を制作する場合、イメージとかけ離れたデザインになってしまう可能性がありますので、失敗を避けたい場合はプロの業者にデザインを任せるのも1つの方法です。
業者によっては、既存のレイアウトからお好みのデザインをお客様が選択するパターンもあれば、お客様の要望に沿って業者がデザインを提案するパターンもあります。
後者の方がより個性豊かなオリジナルの横断幕を制作できますので、テニス選手の横断幕の制作を業者に任せる場合は、要望に沿ったデザインを提案する業者への依頼をおすすめします。
テニス選手の応援をするときは、遠目からでも目に留まりやすく、瞬時にメッセージが伝わるデザインの横断幕がおすすめです。横断幕のサイズや配色、レイアウト、メッセージなどに配慮しながら、テニス選手のイメージや、自分が伝えたい想いを形にしたオリジナルの横断幕作りにチャレンジしてみましょう。