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飛沫感染防止のアクリルパーテーションは大活躍!適切な高さと正しいお手入れを解説

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飛沫感染防止のアクリルパーテーションは大活躍!適切な高さと正しいお手入れを解説

 新型コロナウイルスの感染拡大は日常に多くの変化をもたらしました。そのひとつが飛沫感染防止策の実施です。

飛沫感染防止のアクリルパーテーションは大活躍

 新型コロナウイルスが飛沫によって感染することがわかってから、店舗、企業、施設などでは感染防止対策が急務となりました。個人の生活においても同様です。感染防止対策としてまず行うべきは、マスクの着用など個人レベルで実施できることです。一方、マスクができない体質の人、みずからの意志によってマスクをしない人、意図せずマスクを忘れてしまう人もいます。

 こうした人々から従業員の安全を守るためには、アクリルパーテーションが有効です。感染防止を100%保障するわけではないものの、一定の効果が望めます。この記事では、アクリルパーテーションの種類や効果、適切な高さなどを紹介します。





 アクリルパーテーションとはどのような商品か?


アクリルパーテーションとは、アクリル板に自立させるための脚が付いたものです。無色透明なものが多く、相手の表情や口の動きを感じ取りつつ、飛沫を浴びたり人に浴びさせたりすることを防げます。

 アクリルならではの軽さや割れにくさ、扱いやすさはそのままに、工事なしで簡単に設置できる点も重宝される理由です。デザインもシンプルなものが多く、設置エリアの景観や雰囲気を損なわないため、どんな場所にも取り入れやすいという特徴もあります。



「飛沫感染」とはどのような状態か?


「飛沫感染」とはどのような状態か?

 アクリルパーテーションを飛沫感染の防止策として有効に活用するためには、「飛沫」が何であるかを正しく理解することが大切です。

 飛沫とは「つば」であり、咳やくしゃみによって飛散します。日常では意識していなくても、接する人が咳やくしゃみをしていれば、その飛沫を浴びていることになります。もし、この飛沫を発した人物が感染していた場合、感染者のつばに含まれるウイルスを、鼻や口から吸いこんでしまいます。これが飛沫感染と言われる状態です。
 
 WHOでは、飛沫の量について「5分間の会話=1回の咳」と報告しており、飛沫の数は約3000個にもおよびます。もちろん、日常的な会話で感染するリスクも否定できません。



どんなシチュエーションに使えるのか?



アクリルパーテーションは、人と人が向かい合って話すシーンで活躍します。主な例は以下のとおりです。

・自治体の窓口
・オフィス
・病医院、薬局の受付
・店舗の窓口やレジ
・ホテルの受付
・学校
・幼稚園、保育園
・飲食店

 基本的に、学校や幼稚園、保育園では、常時マスクの着用を原則とするケースが増えています。しかし、食事の際にはマスクを外すため、アクリルパーテーションで仕切りを設けると安心です。

 自治体の窓口や病医院の受付、ホテルなどは、不特定多数の人と接するうえ、マスクをしていない人が来る可能性もあります。飲食店では、そもそも食事をすることを目的として来るために、初めからマスクをしていない人も少なくありません。マスクの有無にかかわらず会話をする必要性があるシチュエーションでは、アクリルパーテーションの常設が必要と考えましょう。



アクリルパーテーションの種類



 アクリルパーテーションには、窓があるタイプと窓がないタイプの2種類があります。それぞれ用途が異なるため、業種や業務形態、作業内容によって選びましょう。ここでは、それぞれのタイプについて適しているケースを解説します。



窓なしタイプ


 窓なしタイプは、相手と物のやり取りがないケースに適しています。飲食店のテーブルや相談窓口など、会話はするものの書類などをやり取りする必要がないシチュエーションでは、窓なしタイプでも不便を感じることはありません。

 窓なしタイプは脚部分までパネルがあり、より効果的な飛沫防止が期待できます。圧迫感や相手との隔たりが気になる場合は、枠がないものや脚も含めたすべてのパーツがアクリル製のものを検討しましょう。



窓ありタイプ


 窓ありタイプは、相手と物のやり取りを行う必要があるケースに適しています。イメージとしては、映画館などのチケット売り場のような雰囲気です。アクリル板の下部中央が開いており、そこから物のやり取りができます。

 書類やキー、薬の受け渡しが必要な自治体の窓口や病医院、薬局、ホテルなどでは、窓ありタイプが望ましく、業務の妨げになることもありません。また、窓なしタイプと比較して、相手の声がよく聞こえるという特徴もあります。



パーテーションの高さは顔より低いと効果減


 アクリルパーテーションと並ぶ飛沫感染防止アイテムとしてビニールカーテンがあります。ビニールカーテンは上からつるすために高い位置からの仕切りが可能です。一方、アクリルパーテーションは据え置き型のため、高さを十分に考慮する必要があります。

 理化学研究所はスーパーコンピューター「富岳」により、パーテーションと飛沫防止の関連性について解析しました。その結果、人の頭より低いパーテーションでは、飛沫を防ぐ効果は薄いということがわかりました。

 この解析における算出条件は、一般的な企業でデスクに4人が2人ずつ向かい合い、密室で無風、人の呼吸による影響を考えず、およそ1~数百マイクロメートルのしぶきが計5万個飛ぶとされる2回の咳をした、というものです。

 すると、床から120cm程度のパーテーションでは、座った人から出た飛沫の一部はアクリルパーテーションで防げるものの、小さなしぶきはパーテーションを越えて対面の人にかかりました。一方、床から140cm程度のパーテーションでは、しぶきがほぼかかりませんでした。

 この結果からわかることは、より高い飛沫防止効果を得るためには「頭が隠れる高さ」がひとつの指標となるということです。実際の業務では、立ったり座ったりを繰り返すことも多いため、シミュレーションしたうえでパーテーションの高さを検討しましょう。



アクリルパーテーションの正しい掃除方法


 アクリルパーテーションは飛沫を防止するものであり、付着した飛沫は適切に清掃する必要があります。新型コロナウイルスにはアルコール消毒が有効とされているものの、アクリルをアルコールで拭くとひび割れなどの原因になるため、注意が必要です。

 そこで、ここでは厚生労働省のホームページで日本環境感染学会のとりまとめとして公表されている方法を紹介します。まず、台所用洗剤など市販の家庭用洗剤をタオルに含ませて水拭きします。その後、柔らかい布で軽く拭いて仕上げます。ただし、乾拭きはアクリル板の表面に傷ができる原因になるため、乾拭きのみの清掃は避けたほうが無難です。あくまでも水拭きのあとに拭き上げましょう。

 この作業は、頻度を決めてこまめに行いましょう。清掃を怠ると不衛生な状態になり、感染防止対策の意味をなしません。意識して習慣づけることが大切です。



マスクができない体質の人もいる


マスクができない体質の人もいる

 個人でできる感染防止対策としてマスクの着用が推奨されています。一方で、体質や病気、障がいによってマスクがつけられない人に対する理解が浅いことも事実です。アクリルパーテーションは、さまざまな状況にある人々がお互いの安全を守るためにも有効なツールです。ここでは、マスクができない人の事情について解説します。



感覚過敏


 感覚過敏は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といったすべての感覚領域で起こる症状です。強い光を浴びること、大きな音を聞くこと、洋服のタグや縫い目に接触することなど、外部からの刺激により過敏に反応します。

 どのような症状がいつ出るかは個人差があり、触覚領域で起きればマスクをつけられない状況になることもあります。「マスクをつけるのはマナーである」という認識が広がるにつれ、感覚過敏の症状に悩まされる人を追い込むという新たな問題が発生していることも否めません。

 感覚過敏は「暑い」「うっとうしい」「面倒くさい」という気持ちの問題ではなく、マスクをつけることで心身に異常を来すこともある症状です。この問題に関しては、マスクがつけられないことを意思表示カードや缶バッジなどで周知するという動きや支援が広がっています。

 しかし、それ以前に「世の中にはさまざまな事情を抱えている人がいる」「自分とみんなが同じとは限らない」という認識を持つことが大切です。



自閉症


 自閉症は「いつもと違う」ことに対して強い抵抗感を持つことがあります。自分がマスクをしていること、家族や先生など、普段接している人がマスクをつけていることは、自閉症の人にとって非日常です。そのような状況に耐えられず、自分や人のマスクを外してしまうことも少なくありません。

 障がいがある子どもにとって、口の動きや表情は重要なコミュニケーションの手段でもあります。相手が何を考えていること、言おうとしていることを顔全体から読み取ります。マスクで顔を覆った状態ではそれができないため、大きなストレスになりかねません。

 特別支援学校では、子どもの特性に合わせた感染対策の重要性を訴えています。一律にマスクの着用を求めるのではなく、ひとりひとりに対して理解を深めることが大切です。

小さな子ども


 日本小児科医会は、2歳未満の子どもはマスクをつけないよう注意喚起をしています。この見方は、米国疾病予防管理センター(CDC)、アメリカ小児科学会(AAP)も同様です。

 この月齢の子どもは、たとえ息苦しさを感じても意思表示ができません。マスクをすることで泣き声が聞こえにくくなり、大人が変化に気づけないこともあります。普段よりも呼吸がしにくくなることで呼吸器や心臓に負担がかかる可能性も否めません。

 市場では子ども用マスクも販売されているものの、子どもから大人への感染や子ども同士での感染例は少なく「着用したほうがよい」とする根拠は乏しいと考えましょう。



その他の事情


 これまで挙げた以外にも、さまざまな理由からマスクをつけられない人がいます。見た目にはわからないことも多く「マスクをつけないなんてマナーがなっていない」という目で見てしまいがちですが、一歩立ち止まって考えてみることも大切です。

 マスクをつけられない事情を抱えている人にとって、「マスクをつけるのが当たり前の日常」は非常に苦しいものです。苦しい思いをしながら生活している人が街中にいるのはごく当たり前であり、できる場所でできる限りの感染対策をすることが望まれます。

 その意味でもアクリルパーテーションは有効です。相手の顔を確認できる状態を保ちつつ物理的に遮断するため、つながりと距離感を同時に確保できます。人と人が接する場所には積極的に取り入れていきましょう。



アクリルパーテーションとマスクの2段構えで飛沫防止対策を


 自身が発する飛沫を飛散させないという意味では、マスクの着用は非常に有効です。一方、マスクをつけられない事情を抱えている人がいることも忘れてはなりません。何よりも、相手が発する飛沫を防止するためには、物理的に遮断するという方法に頼らざるを得ないことも事実です。

 株式会社ティクーンでは、飛沫感染防止のアクリルパーテーションを販売しています。横85cm、縦60cmサイズは、デスクにおいても十分頭が隠れるサイズです。窓ありタイプと窓なしタイプがあり、どちらも1個から注文できるため、必要な時に必要な分だけ購入できます。

マスクとアクリルパーテーション、2段構えの対策で、より安心して過ごせる環境をつくりましょう。



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